ロサンゼルスに住む日本人の子供たち(幼稚園年長から小学生)に向けての宇宙教室をCalmommy(https://calmommy.com/)さんに企画して頂きました。 月に1度、ゲスト講師を招いて子供向けにSTEAMクラス(Science・Technology・Engineering・Arts・Mathematics)を開催して、学校では学べないことを子供達に楽しく伝えるという素晴らしすぎる活動をしているそうです。 感想 地球ってなにーとか簡単なことから話すつもりが、質問や発言が予想よりも遥かにレベルが高くて、例えば、 冥王星はなんで惑星から外されたの ブラックホールからどうやってもどってくるの ロケットの風の抵抗を減らすにはどうしたらいいの ビッグバンの前はなにがあったの 赤色巨星が、、 とか。何より、みんな目をキラキラさせながらたくさんの疑問をぶつけてくれて、本当に純粋に知らないことを知ることに興奮していて、感動です。 ロケットのつくりかたとか、飛ばし方とか、そこに書いてる絵のこだわりとか、工作ひとつとっても子供たちの個性が非常に色濃く表れているのも見ていてワクワクしました。 久しぶりにこんなたくさんのむきだしの好奇心にさらされて、一緒に学んで遊んで、僕も自分の子供の頃を気持ちを久しぶりに再確認できました。みんなもこの気持ち忘れずに育ってね! Calmommyさんのウェブサイトに、詳しい活動レポート(https://calmommy.com/steam-march2024-report/)があるので、そちらもチェックしてみてください! K12 Education アメリカの大学では(少なくともイリノイ大学では?)、K12 Educationと呼ばれる、幼稚園から高校卒業までの教育、に大学教員が積極的に関わることが近年推奨されています。 僕たち研究者がどれだけ高度なテクノロジーを開発し続けたとしても、それに誰も興味を持たない、あるいはその使い方が誰にも伝わらなければ、本質的には世界はほとんど何も変わっていないし、人類の文明としてのレベルも上がっていないのと同じです。 革新的な技術、研究が抵抗、誤解なく使われ、革新的な目的を達成することが日常となるには、この社会に存在する当たり前の知識、当たり前の技術を増やし、それを多くの人々が当たり前に認識する世界を築いていくことが必要で、そんな世界を作り上げることも、大学が教育を通じて目指すことの一つです。そしてその教育の基盤を構成する要素のひとつがK12 Educationということで、今回は、難しい言葉は一切使わず、純粋に、STEAM分野、特に宇宙のおもしろさを伝えられるかにチャレンジしてみました。 今回あまりにもやりがいがあったので、これからこの領域にももう少し力を入れて取り組もうと思います。何かあれば是非! 僕の父親はK12 Educationにずっと携わっていて楽しそうにしてるんで、これを楽しいと思うのはDNAに刻まれてるのかも。 20代最後 ちなみに、アメリカ大学院の入学審査の話とか、学生を雇う話とか、NASAで働く話とか、グリーンカードの話とか、留学振り返りとか、書きたいことはたくさんあるんですが、最近なかなかまとまった時間が取れなくて!でもこれから忙しくなる一方で、これ言ってたら一生書けない気もするので、20代最後今年の目標は、今までめちゃくちゃ頑張ってやっと達成できてたレベルのことを、日常の中で当たり前にこなす、です。仕事も遊びも。 思いつきで始めたこのブログもなんだかんだ毎月10,000ぐらい見て頂いているようで、感謝しかないのですが、それなのに7年も前の留学情報をネットに垂れ流してるのは良くないのかも、そろそろ情報アップデートしなきゃとは思いつつ、、とりあえずいつもコメントたくさんして頂いてとても嬉しいです、ありがとうございます。見てます!